[簡単]コーチングとティーチングはどう違うのか[3つのポイント]

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✔読者の悩み

  • ”コーチング” ”ティーチング” はどう違うのか知りたい
  • 使い分け、どういうメリット/デメリットがあるのか?
  • ”コーチング”を学ぶ際の注意にすることは?

こういった疑問にお答えします。

 

本記事の内容

  • 1.”コーチング” ”ティーチング” の違いについてまとめました
  • 2.使い分けることで得られるメリットとデメリット
  • 3.”コーチング”を学ぶ際の注意点3つ

 

この記事を書いている私は、

 

独立してプロコーチ歴4年ほど、
企業内でトレーナー歴15年ほど、

 

こういった私が解説していきます。

1.”ティーチング” ”コーチング”の違いについてまとめました

その①模範的な解答(正解)があるかないか

”ティーチング”も”コーチング”も、ある問題に対して求められる解答(や行動)を導き出す人材開発の方法です。

解答があらかじめ模範的に決まっていて、正解がある場合は”ティーチング”

正解がなく、状況に応じたベストな解を求めるのに使われるのが”コーチング”です。

 

例えば、
一般的に学校で行われる授業や、企業内の業務知識・情報の伝達などは”ティーチング”と言えるでしょう。

 

その②解答はどこにあるか?

講師や上司が解答(知識・情報)を持っていて、それを受講者や部下へ習得させるのが”ティーチング”

講師や上司が解答を持たず、受講者や部下の内省的な気付きを通して、彼ら自身で解答を見つけるのを期待するのが”コーチング”です。

 

例えば、
「画期定な新商品のアイデアを会社に対して提案したい!」と思っている部下に対して、上司がその部下の隠れた資質に気づかせる言葉を投げかけたり、別の視点からアドバイスする行為は”コーチング”です。

 

その③”受動的”か”能動的”か

”ティーチング”では講師や上司から解答や指示が与えられます。 そのため、受講者や部下は”受動的”になりがちです。

逆に、”コーチング”では、受講者や部下が必要な回答や行動を自分自身で納得しながら決めるので、”能動的”であることが必須です。

 

2.使い分けることで得られるメリット

”メリット”と”デメリット”は以下の通りです。 状況や相手の興味に応じて使い分けることが大切です!

ティーチング

<メリット>
習得が効率的にできる。
基礎的な知識・情報を習得するのに適している。
教える側のマニュアル化が容易である。

<デメリット>
新しいやり方、飛躍した発想が生まれにくく、結果が想定の範囲内に収まってしまう。
”しないといけない”、”やらされている”というマインドが受け手に生まれやすい

コーチング

<メリット>
・前例のない新しいやり方、大きな成果を出すことができる。
・自発的に行うのでやりがいが感じられ、クリエイティブな発想ができる。

<デメリット>
・成果が出るまで時間がかかる場合がある。
・ある程度の基礎的な知識・経験・情報が必要である。
・何事も自分で決めないといけないため、心理的な負担が大きくなる。
・コーチと受講者との強い信頼関係が必要不可欠である。

 

3.”コーチング”を学ぶ際の注意点3つ

その①国家資格ではない

”コーチング”は国家資格ではなく、民間の団体が独自に運営、認定している資格です。

”コーチング”を学ぶ場合は、それぞれの団体が提供しているカリキュラム内容をしっかりと確認しましょう。

 

その②個人の成功体験を”コーチング”にしない

個人の成功体験をなぞった”コーチング”するのはおススメではあありません。

なぜなら、その成功の背景にある時代環境、本人の興味、性格、能力などは、たとえ一見よく似ていても全く違うからです。

その為、ある人が成功した具体的なやり方が別の人に通用する可能性は極めて低いと言えるでしょう。

コーチングは個人の過去の成功体験をまねるものではなく、未来に向かって一人一人の潜在能力を最大限に引き出す科学的な方法です。

科学的な根拠のはっきりしたコーチングを学ぶことをおススメします。

 

その③まずは全体像を書籍で勉強しよう

コーチングでは学ぶことがとてもたくさんあります。

どこから始める”べき”というのはなく、自分が一番興味の持てる方法で勉強するのが思いますが、個人的には、細かなテクニックなどよりも、まずは大きくコーチングの全体像をざっくりと把握することをおススメします。

理由は最初に全体像を俯瞰することで、「コーチングというものは大体こういうものなのか」とイメージされます。

そのイメージの中で「この個別の知識、テクニックは全体像のこの部分を担っているのだろう」と予想しながら学習することができます。

予想することで脳は能動的に情報を取り込み学習のスピードが上がります(予想は外れて構いません。予想が外れれば、より記憶に残ります)。

書籍であれば、”はじめ”、”目次”のあたりで各団体が提唱するコーチングの全体像が書かれていると思います。

なので、できるだけ大きな書店でさまざまな団体から出されているコーチング教本を手に取って、全体的な広がりのイメージをチェックしてみましょう。

紙の本であれば、費用もそれほど掛からず、書き込みや、線引きも簡単です。

筆者は本のページをちぎって関連する別の本の横に、並び替えたりしながら勉強しました。

 

ということで、今回は

  • 1.”コーチング” ”ティーチング” の違い
  • 2.使い分けることで得られるメリット
  • 3.”コーチング”を学ぶ際の注意点3つ

についてまとめてみました。

 

まだまだ新しい言葉ですが、私たちの潜在能力を引き出すことのできる科学に基づいた方法です。

ぜひこの機会にコーチングに触れてみてください。

 

きっとあなたの人生が大きく変わります!

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