[必見]コーチングの「エフィカシー」って何?自分で簡単に上げる方法

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✔読者の悩み

・コーチングで使われる「エフィカシー」って何?
・なぜ「エフィカシー」を上げることが大切なのか?
・自分でできる「エフィカシー」を上げる方法が知りたい?

こういった疑問にお答えします。

✔本記事の内容

1.コーチング用語の「エフィカシー」を解説しました
2.「エフィカシー」を上げることが大切な理由
3.今日から自分でできる「エフィカシー」を上げる方法

✔著者の経験

この記事を書いている私は、
1.プロコーチ歴5年
2.トレーナー歴15年

こういった私が解説していきます。

 

1.コーチング用語「エフィカシー」を解説しました

□その① 中心的な概念です

「エフィカシー」はコーチングにおける最も中心的な概念の一つです。

なぜならコーチングを一言で表すならば、”「エフィカシー」を上げる行為”
だからです。

コーチの役目はクライアント(※)の「エフィカシー」を上げることです。

コーチがいない場合は、自分で自分のエフィカシーを上げる(=セルフコーチング)
となります。

※クライアント=コーチングの受け手を指します。

 

□その② 「エフィカシー」の意味

では「エフィカシー」とは何なのでしょうか?

“エフィカシー(efficacy)”は英語で、日本語では「効果、有効性」と訳されています。

コーチング用語としての「エフィカシー」は

”ゴールを達成する自己能力の自己評価”

のことを言います。

これはコーチングを学ぶ上でとても重要な概念です。

まずは上記の通り、「エフィカシー」の概念を捉えてください。

 

□その③ 「エフィカシー」の原則

「エフィカシー」の概念には、コーチングを実践していく上で大切な原則が含まれています。

<エフィカシーの原則>
・ゴールとセットである(ゴールのないエフィカシーは??)

・自分の能力に対しての自己評価であり、他者との比較はしない(関係ない、気にしない)

・データ、実績などの根拠はなくてよい(データ、実績は二度と過去もの。コーチングは未来に対し働きかける)

これらの原則の詳しい説明は、また別の機会に書きたいと思います。

今回のところは、”エフィカシー”をニュアンスとして、

根拠や実績がなくても、現状では能力やスキルがなくても、他人の評価がどうであっても
”自分はめちゃくちゃスゴイ奴なんだ”と確信してよい

ものと捉えていただければ大丈夫です。

 

2.エフィカシーを上げることが大切な理由

このページの最初でコーチングとは「エフィカシー」を上げる行為と書きました。

それでは、なぜ「エフィカシー」が上がることが不可欠なのでしょうか?

ゴールの達成と「エフィカシー」がどう関係しているのでしょうか?(できるだけ、他のコーチング用語や専門知識を使わずに説明します)。

それは、

「エフィカシー」のレベルが私たちの日々の行動を”意識/無意識の両方から決めている”

から。

別の言い方をすれば、私たちは自分の持っている”エフィカシー”のレベルの範囲内に収まるように生きているからです。

例えば、
自分は「学校のテストで90点以上とって当たり前」「仕事がバリバリできて当然」という高い「エフィカシー」のレベルを持つ人がいるとします。

この人はテストで90点以上を取るのに必要な勉強や仕事がバリバリできる努力(コーチングでは努力とは言いませんが)を”自分らしい当然のこと”としてやっています。

逆に「学校のテストで30点くらいしか取れない」「仕事はあまりできない」という低い「エフィカシー」のレベルを持っている人の場合ではどうでしょうか?

この人にとっては”自分らしい当然のこと”は、テストで毎回30点しか取らない”ことです。

なので、勉強や仕事があまりできない行動を無意識レベルとっています。

ではもし「エフィカシー」のレベルが低いままの人が、

「テストで90点を取らなくちゃ」「仕事で大きな成果を出そう」「今年こそ、〇〇キロダイエットするぞ」と決意をしたらどうでしょうか?

その場合は、その人の無意識が「そんなのできっこない、自分らしくない」と24時間(それこそ寝ている間も)やる気にブレーキをかけてきます。

ましてや、他人から「もっと良い点を取りなさい」「売上NO1を目指そう」「健康的な生活をしたほうが良いよ」などと変化を強制された場合は、たとえその変化が本人の将来にとって望ましいアドバイスであったとしても、意識/無意識の両方で「自分にはできるはずがない、苦痛だ」と感じ続けるようになります。

そもそも、コーチングにおけるゴール設定は、

・独立起業して年収を現在の10倍にしたい!

・業界でナンバー1のプレーヤーになりたい!

・誰もが思つかないような独創的なアイデアの商品を生み出したい!

など、今現在の状態が継続するのであれば、全く実現の可能性がなさそうなことに対して行います。

目の前の現状を大きく変え、ゴールを達成したいなら、今の本人のマインドの使い方(考え方/行動)が劇的に変わらなくてはなりません。

本人のマインドの使い方を劇的に、自発的に変えるためには、前提条件として「エフィカシー」のレベルが思いっきり上がっている必要があるのです。

 

3.今日から自分でできるエフィカシーを上げる方法 ネガティブなトークを消す

ゴールの達成には”高い”「エフィカシー」が必要であることが伝わったと思います。

しかし「エフィカシー」は「上げよう」、と思ってもなかなか上げれるものではありません。

なぜなら「エフィカシー」とは、私たちが何年(人によっては何十年)もかかって作り上げた「自己イメージ」の一部です。

「エフィカシー」を上げることは「自己イメージ」も変えること。

「自己イメージ」を変えることは、私たちに生得的に備わる”現状維持能力”との戦いでもあるからです。

ここまで読まれた方は「技術・方法論を勉強しないといけないなんて大変そう」「自分には難しそうだな」と思われたかもしれません。

でも大丈夫です。

コーチングでは、根性論や特殊な他人の経験則ではなく、脳科学に基づく技術、方法論で”エフィカシー”を上げる様々な方法があります。

今回はだれでも簡単に、今すぐ安全に始められる方法を一つご紹介します。

一人でいつでもどこでもできる方法ですが、これだけでも「エフィカシー」を上げる大きな効果があります。

<”ネガティブトーク”を排除するエクササイズ>
普段の生活の中で「しまった」「失敗した」「無理だ」「あ~あ(溜息)」といった”否定的(ネガティブ)な”感情が思い浮かんだり、独り言が思わず口から出てしまうことがあると思います。

これらの言葉をまとめて”ネガティブトーク”と呼びます。

”ネガティブトーク”はあなたの「エフィカシー」のレベルを強力に下げる言葉です。

今日から2週間、起きている間はずっと、

①自分が”ネガティブトーク”をどれだけしているかに意識を向け、”ネガティブトーク”はもうしないと決めます。

②”ネガティブトーク”が出てしまったら、すぐそれを”ポジティブなトーク”で打ち消してください(できれば声に出して)

<ポジティブトークの例>

(しまった/失敗した→)”自分らしくなかったな”、”次はうまくできるぞ”
(無理だ/あ~あ→)”絶対にできるはずだ”

③徐々に”ネガティブトーク”の回数が減り、”ポジティブ”な言葉だけを使うの習慣に変わるのを感じてください(他人に対して”ネガティブ”な言葉を使う回数も減るでしょう)。

 

これをするだけで、あなたの「エフィカシー」が上がり、ワクワクする体感が経験できるはずです。

 

まとめ

今回は他のコーチング用語や専門知識ををできだけ使わずに「エフィカシー」を説明しました。

先ほども書いたとおり、”コーチングは科学に基づく方法、技術”であることが伝われば
嬉しく思います。

さらに深くコーチングについて知りたい方は書籍等を参考にしてください

「元気があればなんでもできる」(A.猪木)
「エフィカシーが上がればゴールが達成できる」(コーチ)

以上です

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